2018年に誕生したレイクALSA。
新生銀行がカードローンの新規申し込みを停止するとともに、レイクALSAのキャッシングサービスをスタートさせました。
まだ新しいキャッシングサービスなので、「今までのカードローンと何が違うの?」「他社と比べてどこがいいの?」と思う方も多いでしょう。
そこで今回は老舗のキャッシング会社でもあるSMBCモビットと比較をしてみました。
レイクALSAのサービス内容を確認するとともに、レイクALSAかSMBCモビットのどちらでお金を借りる方がいいのかを解説していきます。
目次
レイクALSAとSMBCモビットの金利の違いを比較
まずは金利の違いから見てみましょう。
レイクALSAの金利は限度額(契約時に決まった、あなたが借りることができるお金の限度額)によって決まります。
- 限度額100万円未満の場合15.0%~18.0%
- 限度額100万円以上~200万円以下の場合12.0%~15.0%
- 限度額200万円超~300万円以下の場合9.0%~15.0%
- 限度額300万円超~400万円以下の場合7.0%
- 限度額400万円超~500万円以下の場合4.5%
レイクALSAの金利は4.5%~18.0%です。
他社と金利を比較する場合は、初回申し込みはほとんど最高金利が適応されるため、100万円未満なら18.0%、100万円を超える場合は15.0%と考えるといいでしょう。
一方SMBCモビットの金利は3.0%~18.0%ということだけわかっており、金利の決定方法は公表されていません。
審査において、現在の収入や過去の借金の履歴等を見ながら金利を決定していると思われます。
ですが、こちらも初回利用者は最高金利が適用されると考えられるため、レイクALSA同様18.0%(借入金額が100万円を超える場合は15.0%)が適用されるでしょう。
初回借入の場合は、レイクALSAもSMBCモビットも金利の大きな違いはないと言えます。
ただし、レイクALSAには初回借入の場合「30日間の無利息サービス」があるので、初回の借入で利息を節約するなら、レイクALSAの方がおすすめです。
レイクALSAとSMBCモビットの最低返済額の違いを比較
「毎月の返済額をできるだけ減らして少しずつ返済したい。」と考える方もいれば、「毎月そんなにたくさんは返済できないけど、なるべく早く完済したい。」という方もいますよね。
毎月の負担額を比較するときは、それぞれの「最低返済額」を比べます。
レイクALSAもSMBCモビットも、最低返済額は借入後残高で決まります。
最終借入後残高 | レイクALSAの最低返済額 | モビットの最低返済額 |
---|---|---|
10万円以下 | 4,000円 | 4,000円 |
10万円超過、20万円以下 | 8,000円 | 8,000円 |
20万円超過、30万円以下 | 12,000円 | 11,000円 |
30万円超過、40万円以下 | 13,000円 | 11,000円 |
40万円超過、50万円以下 | 14,000円 | 13,000円 |
50万円超過、60万円以下 | 公表なし | 16,000円 |
60万円超過、70万円以下 | 公表なし | 18,000円 |
70万円超過、80万円以下 | 公表なし | 21,000円 |
80万円超過、90万円以下 | 公表なし | 24,000円 |
90万円超過、100万円以下 | 公表なし | 26,000円 |
※レイクALSAの最低返済額は、残高スライドリボルビング方式で金利18.0%の場合
レイクALSAの方は借入後残高50万円以下までしか最低返済額を公表していないので、高額融資の最低返済額を比較することができませんが、20万円以下なら両方同じ返済額で、20万円超~50万円以下は1,000円から2,000円ほどモビットの方が最低返済額が高いです。
それぞれに大きな違いはないので、最低返済額で比較することは難しいですね。
ちなみに、最低返済額は追加でお金を借りる度に変更します。
また、最低返済額はあくまで返済しなければならない最低ラインの金額なので、できるだけ早く返済したい方は、より多くの金額を返済しても構いません。
レイクALSAとSMBCモビットのサービスの違いを比較
金利や最低返済額であまり差が見られなかったので、今度はレイクALSAとSMBCモビットの独自サービスを比較してみました。
レイクALSAとSMBCモビットの両方に共通するサービス
レイクALSAとSMBCモビットに共通するサービスは次の2つです。
- 専用のスマホアプリでセブン銀行からのカードレスキャッシングが可能
- 銀行ATMが手数料無料で使える
カードローンの不便な点は、ローンカードを持ち歩かなくてはいけないこと。
振込融資も可能ですが、現金が必要な場合は会員ページから申し込んだ後にATMに行ってお金を引き出さなければいけません。
レイクALSAとSMBCモビットのスマホアプリは、これらの煩わしさを解決。
スマホアプリがあれば、カードを持っていなくてもお近くのセブン銀行ATMからお金を借りることができます。
また消費者金融の中には、専用ATMでなければ、お金を借りたり返済するときに利用手数料がかかる業者もあります。
ですがレイクALSAは新生銀行ATM、SMBCモビットは三井住友銀行ATMが手数料無料で利用可能。
わざわざ専用ATMを探さなくても手数料の負担なくお金を借りることができます。
レイクALSAだけのサービス
レイクALSAにはあるけど、SMBCモビットにはないサービスが2つあります。
- 初回契約者に限り30日間、もしくは5万円まで180日間の無利息期間がある
- インターネットで申込み後、その場で仮審査の結果が画面に表示される
レイクALSAは無利息期間をもうけていますが、SMBCモビットには無利息期間がありません。
レイクALSA以外にも無利息サービスを行っているキャッシング会社はありますが、2種類の無利息期間が選べるのはレイクALSAだけです。
とくにお金を借りてすぐに返すという方は、無利息期間が活用できるレイクALSAがおすすめですよ。
また、インターネットで申し込みをすると、申し込み後なんと最短15秒で審査結果が表示されます!
お急ぎの方には嬉しいサービスですね。
SMBCモビットだけのサービス
SMBCモビットにはあって、レイクALSAにないサービスは2つです。
- 在籍確認は提出書類で完了し、郵送物もないWEB完結でお金を借りることができる
- クレジットカード機能がついたキャッシングカードが作れる
申し込みから契約までをWEBだけで行う「WEB完結」サービスは、ほとんどのキャッシング会社にあるサービスです。
ただSMBCモビットだけは、三井住友銀行、三菱UFJ銀行、ゆうちょ銀行のいずれかの口座を持っていて、社会保険証か組合保険証を持っている方に限りWEB完結での申し込みができるようになっています。
一見ハードルが高いように感じますが、提出した保険証で在籍確認まで完了するので、周囲にバレたくない人や電話での在籍確認が厳しいという人にとってはとても嬉しいサービスなのです。
また、レイクALSAにはないもうひとつのサービスとして、クレジットカード機能があるカードが作れます。
SMBCモビットの「Tカードプラス(SMBCモビット next)」は、従来のキャッシング機能に加え、MasterCardの加盟店で使えるクレジット機能、さらにTポイントがたまるTカードとしての機能も揃った1枚3役の便利なカードです。
Tカードプラスを申し込むには、SMBCモビットの審査に通ってからの手続きが必要です。
レイクALSAとSMBCモビットの審査通過率の違いを比較
「レイクALSAとSMBCモビットのうち、審査に通りやすいのはどっち?」と思っている方も多いでしょう。
本来審査の通りやすさを確かめるには、各キャッシング会社が公表している「審査通過率」を見るのが一番いいのですが、レイクALSAもSMBCモビットも審査通過率を公表していないため、確かめることができません。
そうなると、それぞれのキャッシング会社の特徴から予測するしかありません。
レイクALSAは新生フィナンシャル株式会社のサービスであるため、新生銀行カードローンの名残があるとしたら、他のキャッシング会社に比べて審査が厳しい可能性が高いです。
一方SMBCモビットも、もともと上流階層向けのキャッシングサービスであったことから、他のキャッシング会社よりも審査が厳しいと言われています。
「審査に通るか心配…」という方は、レイクALSAやSMBCモビットよりも、審査通過率を公表している大手消費者金融に申し込む方がいいかもしれません。
【まとめ】レイクALSAとSMBCモビットはよく似ている!サービス面で違いあり
レイクALSAとSMBCモビットの違いを比較してみると、金利や最低返済額、審査の通りやすさにおいて、あまり違いがないことがわかりました。
違いがわかりやすいのは、それぞれのサービスの違いです。
レイクALSAの無利息サービスやSMBCモビットのWEB完結サービスは、キャッシング会社選びに大きく影響するポイントではないでしょうか。
ご自身にとって魅力的なサービスはどちらか、よく考慮してからキャッシング会社を選びましょう。